昨今のカメラブームのおかげで
首からイカついデジイチをぶら下げている女の子を良く見かけるようになりました。
それほどカメラ人口は増えているという事ですが、
ではストロボを持っているか?となると
急激にその人口は減るのではないでしょうか。
それもそのはず。
ストロボは「必要不可欠」なものではないし
性能の良し悪しも使い方も良くわからない。
さらに結構生意気なお値段だったりする事もあり
より専門的で敷居の高い領域な感じがしますよね。
そんなこともあり
撮影に力を入れようとカメラを買ったはいいけれど
ストロボの選び方が良くわからず
導入を諦めている美容室も多いと思います。
さて。
ストロボは大きく分けて3種類に分類されます。
①ジェネレータ
スタジオなどで見かける発光部(フラッシュヘッド)と電源部(ジェネレータ)が分離しているタイプ。
充電が早い、光量が多い、電源一つで多灯セッティングが出来る、などプロフェッショナル仕様。
セットでそろえると50万~100万円くらい。
②モノブロック
発光部と電源部が一体化したタイプ。電源が一灯ずつに必要だが持ち運びに便利。
充電器もあり屋外ロケなどでも使用できる。充電も早く光量も多い。ストロボ毎に詳細なセッティングが可能。
1台5万~20万円くらい。
③クリップオン
電池駆動で基本はカメラ上部に接続して使用。電源不要、配線不要で機動力抜群だが
充電はやや遅く、光量も少ない。でも安価。
1台10000~40000円くらい。
では、美容室でのスタイル撮影で
プロショットのようなクオリティの写真を撮るのに必要なストロボは
どれかと言いますと
全部オッケーです。
クリップオンの10000円の物でも十分です。
いや、むしろ電源もいらないし小さくて軽いし
クリップオンが一番おすすめです。
ちょっとストロボを勉強すると以下のような
心配が出るかもしれません。
「充電が遅いと連射出来ないのでは?」
遅いといっても1~2秒で充電されます。
スタイル撮影で連射する場面は、ほぼありません。
「光量が少ないけど平気なの?」
光量不足など補って有り余るくらい、カメラの性能が進化しています。
「均等できれいな光が出ないのでは?」
ストロボの光を直接モデルにあてる事はほぼありません。
間接光にすると照度のムラはほとんど無くなります。
という具合に
美容室でのスタイル撮影やクリエイティブ撮影くらいなら
クリップオンストロボで事足りてしまします。
現在愛用中のオリンパスFL-36。
単三電池2個駆動。中古で10000円前後。2台でやりくりしております。
ではいよいよ撮影に。
と言いたいところですが最後にもう一つ。
間接光の作り方についてお話したいと思います。
次回 「間接光編」 につづく。
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