美容師で業務委託をお考えの皆様へ【長いよ(;´∀`】

ここ数年、美容室の雇用形式として

業務委託が増えてきていることは、美容師の方でしたら

ご存知の事かと思います。

 

しかし実際に業務委託での雇用を体験された美容師は

まだ一握りで、正社員として基本給+歩合給で収入を得ている

美容師さんが多いのが現状です。

 

増え続ける業務委託ですが

実際にはどのようなメリット・デメリットがあるかを

美容師目線で簡単にお伝えしたいと思います。

(経営者側にもメリット・デメリットはありますが割愛します)

 

私、現在の美容室を出店する前の2年数か月の期間

業務委託の美容師として働いておりました。

 

結果的に言うと、正社員から業務委託に移行して

とても良かったです。

まず収入面ですが、正社員時代と比べて同じ仕事量でしたら

1.5~2倍は稼げます。(歩合率の設定にもよりますが)

また、掛け持ち無しのマンツーマン接客は

時間のゆとりと、お客様の満足度の向上になりました。

そして、個人プレーがメインとなることで

他のスタッフとのしがらみや無駄な共通ルールに縛られなくなり

とても穏やかな気持ちで日々の仕事を行うことが出来ました。

 

ではデメリットも簡単にお伝えいたします。

こちらもまずは収入に関してですが

就業当初は顧客も少なく、正社員時代より収入が減る可能性が高いです。

それまで近隣の美容室で指名客が多くついている方はこの限りではありませんが。

営業では、掛け持ち接客やアシスタントのヘルプは推奨されないため

予約の取り方や仕事のペース配分など、すべて自己管理をしなければなりません。

また、紹介率や再来率を上げるための自分を売り込む施策力(近年ではセルフプロデュースと表現される)が

ある程度ないと厳しいかもしれません。

そしてなにより厄介なのは、税金などの計算と納付。いわゆる確定申告を自分でしなければなりません。

 

と、本当に簡単にメリットとデメリットをあげてみましたが

これらの内容は全て美容師さんの性格によって捉え方は逆転します。

 

接客、技術が大好きでとにかく現場での仕事をこなしたい人は

私があげたメリットはデメリットとなりますし

確定申告の作業は面倒ですが、経費などをしっかり管理すればかなりの節税に繋がります。

(ちなみに当店で業務委託、面貸しを希望される方には、PCソフトを使った確定申告のやり方を指導致します。)

 

要は、業務委託での雇用形式は美容師さんによって向き不向きがあるという事です。

 

ちなみに、「面貸し」という働き方もありますが

業務委託とは似ているようで違います。

簡単に言うと、業務委託のメリット・デメリットをさらに二極化したような感じです。

収入の概念も別物で、業務委託はお店側からの報酬として受け取りますが

面貸しでは自分で得た売上の一部を「場所代としてお店に収める」形になります。

これも長くなるのでこれ以上は割愛しますね。

 

 

長くなりましたが、ここからが一番伝えたいことでございます。

 

業務委託、セルフプロデュースという二つの言葉がほぼ同時期に

美容業界に広まっていることからも分かる通り

業務委託で働く美容師さんにとってセルフプロデュースは

かなり重要な能力だということになります。

 

しかし現状、周りを見てもセルフプロデュースが得意な美容師さんは

ほんの一握り。多くの美容師さんは接客と技術が好きで得意としております。

(専門学校や職場でもそれしか教えていないので当然ですが)

外部講習に参加したところで、身になる美容師さんもまた一握りでしょう。

 

そもそも美容室経営は

・経営者が集客・顧客管理・情報発信を行い

・美容師は現場を一生懸命頑張る。

シンプルにこの二つが成り立っていれば万事快調です。

まわりの繁盛店を見ると、色々やっていますが

この二つはしっかりと押さえられています。

 

美容師は、数ある技術職の中でも

接客も同時に行う忙しいお仕事です。

そこにさらにセルフプロデュースも追加することは

経営者の怠慢だとすら感じます。

 

私も経営者一年生。

この考えが正しいか間違っているかは今後分かってくると思われますが、

とにかく信じた道を突き進む事が私の出来ることでございます。

 

考えに賛同してくれる美容師さん達と一緒に協力して

美容師の地位向上と地域貢献をしていきたいと考えております。

 

業務委託、面貸しに興味のある方は

当店、hairstudio LEVELのホームページをご覧くださいませ。

ご相談だけでも承りますので

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

有能な美容師さんが

時間と収入にゆとりをもって働ける場所に巡り合えることを

心より願っております。

 

長文駄文、失礼いたしました。

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