美容室の経費について

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今回の記事は

「美容室の出店を考えている美容師さん」

に向けて書いております。

 

というのも

ちょうど一年前の自分がその当事者で

美容室における経費の実情について

情報収集を行っておりました。

しかし経費の項目はある程度調べられるけれど

それぞれの項目のリアルな額面についてまでは

知ることが出来なかったのです。

 

以前の勤務先や個人事業の美容室経営者の知り合いにも訪ねてもみましたが

ほとんどが税理士を雇っており

各項目の詳細な額面をスッと出せる状態でなかった為

(しつこく根掘り葉掘り聞くのも失礼にあたるし)

結局うやむやな感じでした。

 

そんな自分の経験から

今後美容室出店を考えている美容師さんの

少しでもお役に立てれば、という思いで

美容室LEVELの2015年12月の経費内訳を公開しようと考えました。

なぜ2015年の12月なのか?

わずかでも黒字だからであります。

さすがに赤字の内訳はちょっと恥ずかしいっす。

 

 

前置きが長くなりました。

以下、超赤裸々、当店の収支内訳です。

  • 家賃 237600
  • 金融公庫返済 100000
  • 販促費 40000
  • 材料費 22604
  • 電気 10637
  • 水道 1533
  • ガス 3899
  • 電話(インターネット含む) 9968
  • 雑費(消耗品・雑誌・) 52775
  • クレジットカード手数料 2197
  • 美容組合会費 3000

支出合計 484213円

売上合計 596600円

 

利益112387円となります。

 

個人での出店の場合、

テナントの規模がもう少し小さめになると思いますので

普通家賃は、共益費・駐車場を含めて100000~200000くらいでしょうか。

借入のない方はローン返済分は0になりますね。

税理士さんを雇う場合は月額20000円前後をプラス。

ホットペッパービューティー、ポスレジ、ホームページなどの月額費のある外注がある場合もプラス。

光熱費・材料費・カード手数料は売上と比例して増減します。

そして雇用する場合は人件費もプラスになりますね。

さらに修繕積立費や、税金、各種保険料の積立を考えると

経費に「各種積立金」としてプラス100000万円くらいは計上しておいた方が良いですね。

 

経営が安定してきたら、雑費や販促費を抑えて

損益分岐を50万円前後に収まるように努めていく予定です。

あくまでも

「ひとりで営業した場合は」

の話ですが。

 

独立を考えるような美容師さんならば

月間売り上げは80万は超えていると思いますので

お客様が付いてきてくれるのならば

オープン初月から黒字を出すことは十分に可能です。

 

それなりのリスクは背負いますが

仕事は確実に楽しく、やりがいのあるものになります。

若い美容師さんで将来特に独立を考えていない方も

まずは300万くらいの貯金を目指してみてください。

自分のお店を持つということは

美容師の一つの到達点でもありますので。

 

 

美容室の規模や経営方針によって経費の内訳は様々ですが、

個人経営美容室の経費の一例として参考にして頂ければ幸いです。

 

一生現役で素敵な美容師人生を送りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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