前回切り出したゴツイ木材たち。
これと
これを使用して
今回のリノベの一番のこだわりポイントである、天井梁モドキを作りました。
構造的な意味は皆無ですが、迫力のある空間演出をしてくれます。
家具類はすべて最後の設置予定ですが、照明だけは作業の順序の都合で
シーリングファンライトを梁設置後に取り付けました。
リノベの山場、最強に手間のかかる壁と天井の漆喰ぬりのために
部屋にあるすべての渕にマスキングテープを貼ります。
下塗り用と本塗り用に、すべて2重にマスキング。
地味なうえ見た目以上に労力のかかる作業ですが
仕上がりのクオリティに直結するので絶対に手抜きは出来ません。
今回は天井の漆喰に、櫛引という模様を付けようと思い
必要な道具であるパターン鏝を探しましたが
意外と高価なうえ、今後二度と活躍する場面が無さそうなので
接着剤用のコテを加工して自作パターン鏝を作成。
プロの職人さんは必要な道具を現場で作ってしまう、という事に習いました。
仕上がりの様子。
線は縦横を織り交ぜ、見上げた時に影の加減で市松模様になるようにしました。
手作業ゆえの線の微妙な揺らぎが逆に良い感じです。(ポジティブ)
壁漆喰塗りも終え、作業も大詰めに。
全ての養生を撤去して、床ワックスを塗っていきます。
暗いワインレッドっぽい色にしようと
ワシンの油性ニスのローズを購入してみましたが
思ったよりもだいぶオレンジに・・・。
ホムセンを回っていろいろ探したところ、
最も赤に近いのはケーヨーデイツーのPBの油性ニスのローズでしたので
二度塗り目はそちらを採用しました。
同じ「ローズ」でもメーカーによって大きく色の差がありますね。
オレンジからだいぶ赤に近づきましたが理想の色にはならず。
予定ではワインレッドのツヤツヤ床に重厚なグリーンのラグを敷くつもりでしたが
絨毯の色を変えて床の色をフォローしてみようかと思います。
巾木を設置すると、粗が隠れ縁取り効果もあり空間が急激に引き締まります。
この作業が一番楽しみであります。
ニスが完全に乾いたら家具を設置していきます。
が、その前に
色を塗り替えなければならない物がたくさんあります。
バラのモチーフのある壁掛け鏡のフレームを白からブロンズに。
窓枠も同じくブロンズに。写真はビフォー。
オープン当初から店内の至る所で使用してきたアイアン塗料ですが
ブライワックスに引き続き、昨今のDIYブームのおかげで安価で同じような
アイアン塗料がありましたので使ってみました。
高価なシュペンパンザーと比べると、値段は2分の1。
においもなく伸びもよく塗りやすいですが
シュペンパンザーの塗料には細かい鉄粉のようなものが多分に含まれており
それと比べると仕上がりの質感は一枚劣る感じです。
この辺りはやはり値段相応といったところでしょうか。
本日中にはニスが完全硬化しますので
家具搬入の前に最後の清掃作業を行います。
いよいよ次回は多目的個室計画も最終回。
最後まで抜かりなく作業してまいります!
つづく。
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